金型は道具。要となる「基本設計」は自社で手掛けます
電子部品製作を生業とし、微細部品から機構部品まで様々な成形品を手掛けて参りました。
そのような中、お客様のより複雑化するご要望や最終ユーザーのお声にお応えするには、「金型設計」からトータルでご提案する必要性があると考えました。
しかしながら、弊社には金型製作部門はございません。だからこそ、射出成形のプロである弊社が金型の根幹となる『基本設計』を自社で行うことで、お客様のご要望に合う「製品提供」へと結びつけています。
複雑かつ緻密な形状への対応
・電子コネクタのような複雑かつ精密な形状
・高温で加工、成形される樹脂素材
上記のようにプラスチック加工の為の金型設計・製作は、製品の仕様・性質・用途等によっても大きく違いが出てきます。
試作～量産まで対応できる金型作りを目指しているからこそ、培ってきた射出成形技術を駆使し、トライ～不具合修正等を重ね造り出していきます。
それ故、ショートや焼けといったトラブル回避はもとより、肉厚が均一な薄肉成形も可能としています。
金型設計～製作における受注体制
お問合せ・ご相談
主に、下記の2パターンでのご相談に応じています。
①金型の設計・製作のご依頼
②お客様が製作された金型やご使用中の金型の、弊社移管による生産
金型設計
これまでの実績を活かし、あらゆる場面での不具合や対策等の情報を盛り込み、金型構造を設計していきます。三次元対応のシステムにより、多方向からの製品解析も併せて行います。
金型製作
試作段階から量産開始までの間に、不具合点の改修を十分に行い、部品の形状や精度によっては、機械加工だけではどうにもならない箇所もあります。そこは、成形業だからこそわかる経験と勘で、協力企業と共にきめ細やかな手仕上げを施していきます。
検査～納品
弊社内での検査に合格するまで、試作と調整を十分に行います。最終データを添付し、成形条件表と共にお客様にお届け致します。
メンテナンス
金型を分解し、汚れた部品を一点ずつクリーニングしていきます。分解して抜き出した部品の形状チェックと測定が行われ、新しい部品に交換致します。所定の作業を終えた金型は、順番に組み立てられ、金型保管棚に収納します。
